太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

フォアグラで残酷なら魚介類を生きたまま焼く地獄焼き(残酷焼き)はどうなんだろう

絵本地獄―千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵

地獄焼きまたは残酷焼き

 「残酷焼き」って自分で言ってるやん! 鮑の苦しみ方を見ていると、ちょっとしたマーダーフィルムとしての効用をアゲでありサゲであり、得てしまう人も居るのだろうと思います。「食べるため」という建前がありつつも生きたままである必然性も特にありませんし、独特なテンションが生まれていて、それが良いとか悪いとかは言えないのですが、海外からの評判はすこぶる悪いです。

 他にも鯉の活き造りとかもありますよね。養殖サーモンに油分たっぷりの餌を与えて身に脂を増やすのはフォアグラに似ているかもしれません。これらは魚介類だからOKなのかみたいな話がありつつ。個人的には豚の丸焼き系がナシなのですが、その辺は人によって基準があるのかもしれません。

調理に至るまでの過程を含めて嫌いな食べ物

 それでも「調理に至るまでの過程を含めて嫌いな食べ物」ってのはあり得ることだと思います。コンビニに豚や鶏の頭が置いてあったら、抗議すると思いますし、フォアグラにそれと同じ感覚を得る人がいるのであれば撤去も仕方ないのかもしれないのかもしれません。

 でもブロイラーだって相当残酷な環境で育てられてるって『美味しんぼ: 豆腐と水 (1) (ビッグコミックス)』で言ってたよみたいな。例えば「すっぽん」がコンビニに置いてあったらどうなのかってのはひとつのケーススタディになりそうです。

 僕らは生命を頂いているのです・・・とか言ってもしょうがないので特に結論があるわけでもないのですが、地獄焼きの動画にはなにか独特な雰囲気があるし、扉を開いちゃう人もいるよなーって思いました。個人的にフォアグラは作り方を知っていてもなお好きなのは事実です。滅多に食べられないけれど。