ほぼ日手帳のグラスタイルカバー
『ほぼ日手帳公式ガイドブック2014 ことしのわたしは、たのしい。』を読んでいて一目惚れしてた『マキノコレクション グラスタイル - ほぼ日手帳 2014 spring』。地元のLOFTや通販では売り切れとの事で涙を飲みつつも割り切ってオーソドックスなネイビーの布カバーを選択。
カバーは迷ったのですがネイビーにしました。初代の時もネイビーだから馴染みがあるし、会社に持ってくときに明るい色はちょっとと思いました。
本当は『マキノコレクション グラスタイル - ほぼ日手帳 2014 spring』も欲しかったのですが、完売でしたし、ちゃんと運用できるかというのもあったので今回はベーシックなものにします。
妥協したのに、本命があったらどうなるんだろう
なのに渋谷のLOFTに寄ったら在庫が10冊近くあったじゃないですかー。ヤダー。でも手帳とセットのものしか売ってなかったし、ここで買い直すのは色々と残念に思えて買えなかった。
既に1週間ほど使ううちにネイビーの布カバーに愛着がでてきている。布カバーは3500円、グラスタイルは6800円と倍近くの値段がするし、客観的な質感から言えばグラスタイルのが良い。それでも布には布の気楽さがある。
最良の車を手に入れる方法
『仕事は楽しいかね?』にこんなシーンがある事を思い出す。
「きみにはね、これでいいやっていう気持ちをもっと持つことが必要なんだよ。統計データはもっと少なくていい。事実というのは弱い者につけ込む。現実的な情報をこれでもか、これでもかと出してもくる。惚れ込むことのできる車がほしいなら――まずこの車だと決めて、それから事実を調べること。きみが車を選ぶんじゃない――車にきみを選んでもらうんだ」
(中略)
「ここで”試すこと”のご登場だ。地図を一切持たずに、ただ探検すること。きみは一連の姿勢が正しくありさえすれば、望むものは何でも手に入ると思っているかもしれない。だけどね、望みうる最良のものは、手に入れたものを好きになることなんだよ」
この考えは大きな危険もはらんでいる。客観的に「ダメなものはダメ」という事についてまで盲目になれと言っているのだから。でも「恋は盲目」とも言うし、それは自分は常に持ち歩く手帳にも適用できる話なのかもしれない。
結果を愛すること
「どうしても買い換える必要があるのか?」というのは無駄遣いをしないという観点からも、自身の意志力の観点からも重要である。仮にカバーだけ買い替えたとしたって、使われなくなる布カバーが出てきてしまうので、もう「最初に買った時点には戻れない」という楔が打ち込まれている。それでも「最良」を目指し続けるべきだといった意見もあるのだとは思うが、僕自身は偶然的なものを含めた結果について結構好きになってしまう傾向にある。
それが本当に良いのかって事は自覚しつつも省エネ体質と相性も良いし、比較検討してどうこうってよりも「選んでもらった」みたいな方が結局は良い事が多いような気がする。なので迷っていた当時は兎も角として、「現在の僕」にとっての最良はやっぱりネイビーの布カバーなのだろう。