太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

台風だからコロッケ蕎麦を食べたけどなんで台風にコロッケなんだっけ?


台風だからコロッケ蕎麦

 今日は台風だったので、定時ダッシュをキメたものの、足止めを食らっているうちに電車に乗れず。それでも腹もペコちゃんだし、台風といえばコロッケなのでコロッケ蕎麦を注文。かき揚げも載せるミックスフライ蕎麦。なんで「台風にコロッケ」なのかと言えば、2chの書き込みが発祥と言われている。

 台風コロッケの由来は2001年夏の2ちゃんねる。台風の「上陸秒読み実況スレッド」で「念のため、コロッケを16個買ってきました。もう3個食べてしまいました。」と書き込まれたのをきっかけに、「コロッケ食べたくなってきた」という人が続出。以後、「台風=コロッケ」というのがお決まりになっていきました。

台風コロッケと相関関係

 この台風にコロッケという話なのだけど、Google Trends で「コロッケ」が検索された頻度を時系列で表示すると天気が分かるんじゃないかってほど相関する。ものまね王座決定戦もやってないのに「コロッケ」が大量に検索されるなんてのは台風だからという理由以外に考えにくい。

3ヶ月単位

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12ヶ月単位

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 もちろん由来を調べるために検索ワードが増えるのだろうけれど、SEOSEMとしては無視できない動きでだろうし、「台風だとこの顧客クラスタにはコロッケが多く売れる」って事に有意性のある相関が出ていて、学生街近くのコンビニとかでは台風予報があったらコロッケを多めに揚げておくオペレーションが定石化していたりするのかもしれない。

都市伝説の実体化

 いやいや「ネットなんて現実には影響を与えないよ」ってのはちょっと違うと思っていて、マクロで見たら僅かであっても、SNSでつながっている人達がやっていて、かつ簡単に模倣欲望を満たせるような行動を受け止める文脈を用意できれば個別には十分な効果があると思ったりもする。

 土用の丑の日だって、平賀源内が夏に売れない鰻を売るために適当にでっち上げたという説が有力と言われているがが、確かに実体化した習慣になっている。そう考えると台風コロッケだって歴史の時間を経るごとに実体化していくのかもしれない。コロッケはやっぱりウマい(美川憲一のモノマネが)。