SORA vs Remotion
2026年3月24日、OpenAIは「We're saying goodbye to Sora」と発表した。1日あたり1500万ドル(約22億円)の運用コストに対してライフタイム収益は210万ドル。Disneyとの10億ドル投資契約も破談になり、4月17日にはSoraヘッドのBill PeeblesとCPOのKevin Weilが同日退社した。SORAが登場したとき、テキストから映像を「生成」するというアプローチが動画制作を変えると言われたが、半年で消えた。
Introducing Claude Design by Anthropic Labs: make prototypes, slides, and one-pagers by talking to Claude.
— Claude (@claudeai) 2026年4月17日
Powered by Claude Opus 4.7, our most capable vision model. Available in research preview on the Pro, Max, Team, and Enterprise plans, rolling out throughout the day. pic.twitter.com/2BgBGtgYGX
そのタイミングでClaude Designのプロモーション動画が出た。洗練されたアニメーション、システムの動作を流れるように見せる構成、「これが欲しかった」と思わせる演出。しかしながら、この動画は、SORAのような動画生成でも、後から画面を撮り直して演出を作り直しているのでもなく、画面開発とプロモーションビデオがコードとして一体化して生成されるRemotionのような質感を感じた。
RemotionはReactコンポーネントとして動画を記述し、各フレームを決定論的にレンダリングするライブラリだ。currentFrame という変数に応じてDOMがどう変化するかを書けばそれが動画になる。バージョン管理できるし、差分も取れるため、コードが映像の設計図になる。SORAはプロンプトから映像を確率的に吐き出すが、Remotionはコードが動いた軌跡がそのまま動画になるからこそ、LLM が生成しやすく、再現性が高く、編集しやすい。
もちろん、SORAが代替するのは俳優の演技を含めてのものだったのであろうが、フォトリアルな3DCGキャラクターを適切に動かして後からの演出を入れられるスクリプトを生成するアプローチのが随分とリーズナブルだったのではないかとも思われる。画面や商品であれば一貫性も大事だ。


