太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

はてなブログの記事をブラウザ組み込みのGemini Nano Prompt APIで要約や質問できるChatBotブログパーツ

Chrome Developer Tools 入門 技術の泉シリーズ (技術の泉シリーズ(NextPublishing))

Gemini Nano で要約・質問できるブログパーツ

はてなブログの記事をブラウザ組み込みの Gemini Nano で要約したり質問したりできるようにするブログパーツを作ってみた。

はてなブログ記事をgemini nanoで要約するウィジェット · GitHub

はてなブログの管理画面にある「デザイン > カスタマイズ > 記事上HTML」などに貼り付けると、記事ページに折りたたみウィジェットが表示されるようになり、開くとChatBotになる。当該コードは自由に使ったり、改変してもらったりしても問題ないが、何も保証することはできないし、記事引用もせずにスクリプトの直リンク呼び出しやコピペだけして自分のものだと主張するのはやめてほしい(以前、本当にあったのだ)。

展開すると記事本文を Gemini Nano に渡してまず要約し、続いてチップ形式のサジェスト質問と自由入力欄が現れる。質問するたびに次の問いかけ候補が生成される。リクエストや結果はサーバーに送られず、ブラウザの中だけで処理が完結するのがポイントだ。

対応ブラウザは Chrome 138 以上でスマートフォンは対象外なので、対応する場合のみウィジェットが表示されるようにした。初回実行時には数百 MB 程度のモデルのダウンロードが走る。また後述の通り、独自ドメインを利用している場合には Google で Prompt API の Origin Trial トークンを発行して、認識してもらう必要がある。

自分の場合はスクリプトを Firebase Hosting でホストしている。Google Cloud CDN はロードバランサーの固定費が趣味開発の規模感に合わないこと、Cloudflare は安いが Google との契約や課金の外に出てしまうという消去法での選択である。

組み込み LLM で負荷を分散させる

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LLMに使役されたMCPとして飲み会を録音してエスノグラフィーを綴る

人狼知能で学ぶAIプログラミング 欺瞞・推理・会話で不完全情報ゲームを戦う人工知能の作り方

LLMに使役されたMCPとして飲み会を録音する

Claude Codeと飲み会による暗黙知収集について読んだ。飲み会で先輩経営者から聞いた話をタクシーの中で音声入力してClaude Codeに記憶させたら、3日後の壁打ちでそれが事業戦略として返ってきた、という体験談だ。

これを読んで思ったのは、まさに「その一次情報を拾う」という仕事こそが人間アバターとしての自分の仕事になってきているということだ。ヒアリング会を開催したり、一緒に作業したり、他部署のMTGに参加させてもらったり。

それらは録音文字起こしされ、"あるべき姿 - 現状 = 課題 -> 解決策" の図式で導出され、期待成果やコストやフリクションの有無などからスコアリングして、やるべきプランに変更するようなパイプラインが構築されている。それでなくても、コンテキストに入れておくだけで勝手に共通項を見つけてきてくれることもある。

すごいのはLLMなのだけど、だからこそLLMに使役されるMCPとしてお人間さんAPIの認証認可をソーシャルハックしてコンテキスト・エンジニアリングする役割を担うことにも価値が生まれる。戦車のために露払いをする随伴歩兵であり、人狼でいうところの狂人役だ。

飲み会は認証認可のシーケンスから始まる

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言語野を圧迫しない共感覚通知に人型と人語が邪魔になるからアンビエントなピンボール型AIアシスタントを作ってみる

味の形 迫川尚子インタビュー (ferment vol.01)

POPOPOは通話アプリではなく"繋がっているだけ"

先日、発表されたPOPOPOを触ってみてClub Houseの手触りを感じた。アバター要素はあくまで動くアイコンとでもいう感じで、メタバースとしてのリッチさは感じないけれども、その気軽さこそが良い。Discordなどを接続しっぱなしの作業通話に使っていた文化を一般化し、ムーブメントにすることも狙っているのだろう。

面白いのはアバターの設計だ。POPOPOのホロスーツは自分の分身ではなく、動物やロボット、寿司のネタにすらなれる。求めているものが「自分らしさ」や「自己表現」ではなく、作業に集中するための「その場の空気感」だけなのだとすれば、むしろ視線を持たない貝になりたい。

「ながら」をしやすい塩梅を探している

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