日高屋のおつまみ三点盛り合わせがすごい
正月三ヶ日の最終日。サウナと筋トレを終えた身体に食べたいものを問いかける。
おせちもいいけど餃子もね。プロテイン後のアルコールは身体によくないのだが、ジムに出かけたご褒美も必要だ。瓶ビールと迷って330円の中ジョッキを注文。18時まではハッピーアワーで290円。
あ、泡が多い。そして小さくて厚いジョッキ。これはやられたなぁと思いつつも乾いた身体にビールが染み込む。
朝倉光一は、大手広告代理店に勤める駆け出しのデザイナー。いつか有名になることを夢みてがむしゃらに働く毎日だった……。もがき苦しむ日常の中で、高校時代に出会った天才・エレンのことを思い出していた。
グラフィティアートやファションモデルの天才たちを横目で見ながらも何者にもなれない学生時代を経て広告代理店のデザイナーとして働く日々。Youtube によるゲリラ的なバイラルマーケティングやバンクシーの登場などを交えたキラキラな世界を描きつつも、その一方で社内政治のゴタゴタやクライアント営業として誰かを照らすための落とし所を探っていく展開。
そもそも美大を卒業してクリエイティブ職に抜擢される時点で凡人ではないのだけど、だからこそ埋められない差や、それを縮めようもない業務に消耗していく自分に気づいてしまう残酷さ。