太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

真夜中ラーメン代わりにすする松屋の豚汁と黒胡麻焙煎七味

ラーメン代わりの豚汁

 ついつい夕飯を食べそこねた週末の深夜。居酒屋やラーメンのフラグではあるけれど、身体を労ってやる必要もある。

 以前までは早死に三段活用上等!ってな感じもあったのだけど、ちょっと前に豚野郎ラーメンを食べたら4日間ぐらい胃が痛くてどうにもならない豚野郎になったり、健康診断で尿酸値が基準値ギリギリアウトになったりもして真夜中ラーメン同盟は衰退。ラーメンの代わりにといってはナンだけど、豚汁やうどんへの欲求にシフトしている。「もう若くない」という実感はこういうところからでてくるのか。

松屋の豚汁が最強

 豚汁を提供する飲食店・コンビニ・弁当屋などがあるが、個人的には松屋が一番美味い。大ぶりの豆腐や野菜はもちろんとして、プレミアム牛めしにつく黒胡麻焙煎七味というアシストがある。プレミアム牛飯は肉が柔らかいし、1枚1枚の面積が大きい薄切りだなんて話は一番のメリットは黒胡麻焙煎七味である。

 その名の通り焙煎された七味が香ばしい。天下一品の味重ねだけで使える薬味セットとか、ココイチのプレミアムフライだけがつかえる芳醇ソースみたいな限定調味料の系譜。

テーブルには祇園原了郭の「黒七味」があって、これを麺にかけると山椒を中心にした風味を加わって味が引き締まる。

 焙煎された七味唐辛子と言えば麺屋つじ田にある黒七味を思い出す。肉と言い黒ごま焙煎七味と言いプレミアムの名に恥じない牛めしになっていると改めて感じた。

真夜中ラーメン代わりにすする松屋の豚汁と黒胡麻焙煎七味

 黒胡麻焙煎七味をざくざくとふりかけて豚汁をすすると塩気と香ばしさと脂が交じり合って様々な欲求が満たされる。野菜もたっぷりで身体が喜んでいる気がする。豚汁と黒胡麻焙煎七味があればラーメンが食べられなくなっても大丈夫。呑んだあとにラーメンが食べたくなってしまう感情も、豚汁で十二分におさまる。

 松屋のライス並盛りは160円で味噌汁がつくので、豚汁変更180円と併せて都合340円で豚汁定食が食べられるのだけど、黒胡麻焙煎七味がないので牛めしとセットにせざるをえない。もはやプレミアム牛めしを頼んでいるのか黒胡麻焙煎七味を頼んでいるのかは微妙だけど、居酒屋とラーメンに比べれば大丈夫。かな。