かんだ食堂が閉店してしまう
アキバの老舗として有名だったかんだ食堂が閉店すると聞いてショックを受けていた。「萌え」で覆い尽くされる前の秋葉原が好きで、意味もなくジャンク屋や個人商店を巡っていたのだ。マジコン露天商のアニキ&こぶ平とか、エウリアンとか色々な思い出があるのだけど、やっぱりニラレバー炒定食が思い出深い。
59年の歳月を刻んだ店舗には行列ができていた。「レバニラ炒め定食」ではなく「ニラレバー炒定食」なのだ。
歴史を感じさせる店内に新しいメニュー表
ソフマップまで続く行列にたじろいだが、驚異の客回転率でさくっと入店。
比較的新しいと思われるメニュー表。「ホルモン野菜炒定食」が新顔。ウィンナー炒定食は単品で頼むことが多かったな。
オープンな厨房と木札。作りおきの焼き魚は厨房からとってくるスタイル。
ニラレバー炒定食との再会
ニラレバー炒定食がきた。
油通ししたレバーの美味みとたっぷりの野菜。どでかいキクラゲがアクセント。
醤油味のゴロっとしたレバーがごはんを瞬殺。美味い。美味い。改めて思ったのだけど、昭和なサウナめしが好きなのって、この店の刷り込みが影響しているのかもしれない。醤油味で炒められた肉と野菜でたべる白飯はどうしたって美味い。
かっこむように食べ終えて最後のかんだ食堂を後にする。最後だからとゆっくり味わうのも違う気がしたのだ。久々の秋葉原はチカチカとしてしんどい。もう自分がいるべき街ではなくなってしまったのかもしれないな。