太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

『金田一耕助ファイル』の番号は発売順や事件順と違っているので36年間の探偵生活を並べ直す

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金田一耕助ファイル

 Kindle横溝正史金田一耕助シリーズが配信されて揃えていたのだけど、ファイルの番号が実際の発売順と違っているので混乱する。『金田一耕助ファイル1 八つ墓村 (角川文庫)』に『[asin:B009GPM71A:title]』や『金田一耕助ファイル7 夜歩く (角川文庫)』の話が出てきたりするので、事件順という意味ですらない。これはどういう順で決まったのか謎である。

 ファイルの番号通りに読むと混乱しそうなので、『金田一耕助 - Wikipedia』を参考に事件発生順に並べ直してみる。これまで金田一耕助シリーズに関しては読んでない作品も多いし、バラバラな時系列で読んでいたのだけど、せっかくなので順番に読みなおしたい。

昭和12年

昭和21年

昭和22年

昭和23年

昭和24年

昭和25年

昭和26年

昭和28年

昭和29年

昭和30年

昭和31年

昭和33年

昭和35年

昭和42年

昭和48年

36年間の探偵生活

 改めて調べると作中期間でも36年間も掛かっていたことに気づく。最後の方はおじいちゃんになっていてもおかしくはない。金田一耕助の孫を自称する金田一少年は「1年間のうちに何回殺人事件に出くわせば気が済むんだ」とか言われているけれど、金田一耕助は私立探偵として警察から依頼を受けているので、36年間の羅列と考えればありない話でもなさそう。それでも多いけれど。

 そんなわけで時系列で読んでいくとまた違った味わいがある。最近はこういう昔の推理小説などを読むのが面白くて、kindleで安価に手に入るようになったというのは素晴らしい時代だなと。