太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

無料のKindle本をダウンロードするとAmazonから300円クーポンが貰えるって無料雑誌の新しいカタチなのかも


無料のKindle本をダウンロードするとAmazonから300円クーポンが貰えるキャンペーン

 そういうのもあるのか!Kindle Paperwhite(ニューモデル)を購入して以来、Kindleのお得セールをチェックしているわけですが、無料本をダウンロードするとクーポンが貰える形式が出てきました。

 本の内容はAmazonの販売実績等を元にオススメする小説を紹介するもので、『新潮文庫の100冊 2021』のAmazon版といったところです。プロの書評家に頼むのではなく「最も参考になったレビュー」を使うというのがAmazonらしい。購入ページへのリンクも当然ありますので、Webと本の中間的な電子書籍です。

広告冊子としての電子書籍

 300円クーポンと言っても合計3000円分以上の書籍購入の時に適用できるものであり、実質的には最大10%割引って形です。Kindle本なのにKindleにクーポンを適用できないのはちょっとおかしい気もしますが、カートに入れて一括購入する形でないから難しいのでしょう。

 「広告冊子」と考えればクーポンが貰えるのも納得できます。ビックカメラなんかでも、ヘッドフォンカタログの冊子を売りつつ、それより高額のクーポンを付録に付けるみたいな事をしていました。電子書籍だとWebとそこまで変わらないコストで作成・配布できるわけで、今後広がっていく可能性があるなーって思いました。

新しい無料雑誌の形

 今の雑誌広告って異物としての「広告枠」よりも、それ自体がコンテンツになってる「広告記事」のが好まれているみたいな話があります。「ココをチェック!」みたいに「指標を作る」という作業が握れるのは強いです。

 もちろん雑誌社から出せば「広告記事」と明記しないといけないわけですが、メーカーそのものが出せばステマも何もありません。そんなものを読むのかってのはまた別問題なのですが、クーポンで釣りつつ魅力的な製品カタログやエッセイや第三者のレビューなどが揃うと別なのかもしれません。それこそWebを電子書籍にしただけって話ではあるのですが、「本」である事の心理的効果って未だにありそうな気がするんですよね。バイブル商法的な。