太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

「ほんとうにあった怖い話」のモバゲー版は「ほんとうはなかった怖い話」だと、ほんとうに思っていた怖い話

ほんとうにあった怖い話「年上の彼女」

ほんとうにあった怖い話」のモバゲー版

 あたしはね。『Kyoko Shimbun News(虚構新聞社)』だとか、『bogusnews - ほんとうの真実をあなたに伝える唯一のネットメディア』とか、そんなサイトばかりを見て来たし、陰謀論が渦巻くバカッターでスルースキルを磨いてきたら、ネットリテラシーについてはいっぱしのつもりだったんだ。絶対に釣られるクマーってね。

 だから『当たり判定ゼロ(移転しました)』を読んだときも、そもそも書き出しが「まぁ嘘なんですけど。」だし、ネタ乙だと思っていたんですよ。だって、まさかレアガチャで出てくるのが「ドライヤー」だなんて、そんなゲームがあるはずないんだ。でも、面白かったなー、力作コラだなーって感じでブクマしておくことにしたんですね。

「ほんとうはなかった怖い話」だと、ほんとうに思っていた

 そんで、明日も早いし、今日も寝るかと思ったのですが、目が冴えてしまってなかなか寝付けやしない。これはしょうがないって思って何気なくTwitterを眺めていたら、フウッ!とこんなツイートがRTされてきたんですよ。

 あれぇ? まだ、そのネタ引っ張ってるんだぁーって最初は思ったんですよ。でも、おかしなー、この人はあのブログの管理人じゃないしなーって思って。それでも複数人がいかにもなデマを流して虚構の世界観を作ることがあったので、スルーしてたんですよ。

 そしたら『一ヶ月で終了したソシャゲ「ほんとうにあった怖い話」を必死で楽しんだ人の記録 - Togetter』なんてのもでてきて、これはいよいよおかしいぞって。そんな労力を掛けるメリットなんてあるわけないんだ。でも、この虚構構築こそが「本当にあった怖い話」なのかもしれないぞってピンッときましてね。反原発の人とか見て知ってるんだ。こんなので信じたら負けなんだなって。

ネタだと思い込むのも怖い

 そうは言っても手間暇をかけ過ぎだろうと、その暗い妄念に気持ち悪くなってきてしまいましてね。やだなー、こわいなーと思ってさらに目が冴えてしまって眠れない。だから公式を確認して安心しようと思ったんだ。それで、Googleで「モバゲー ほんとうにあった怖い話」と検索したら、『Mobage(モバゲー)by DeNA』がほんとうにあったんです。

 あたしはネットリテラシーが高いつもりだったけど、いかにもネタっぽいからネタだって決めつけていただけなんだなーって思ったら、ゾォーっとしちゃいましてね。そんな話がありました。……まぁ嘘なんですけど。