太陽がまぶしかったから

C'etait a cause du soleil.

自意識

若い人は「サブカル好きです」を「オタクです」の代わりに使うらしい

サブカル好きです 呑み会などでたまたま席が近かった若い人と話した時に「サブカル好きです」という自己紹介をされてビックリすることがある。具体的な話を聞いていくと特定の音楽ジャンルとか演劇とか映画とかに細分化されるのだけど、じゃあ最初からそれを…

SQLおじさんを宿した人工知能がほしい

photo by R~P~M ポンコツロボッチ 朝おきて、コーヒー淹れて、シャワーをあびて出社。退勤するのは22時以降、残りは晩酌しながら本を読んだり、報告書作成などをしながら寝落ち。そういう生活を繰り返しているとあっという間に月日が流れる。 しょうがねえな…

10年来のネット自虐に疲れたから仕事とお金と愛の匂いをさせたい

photo by Daveography.ca 社畜非モテ貧乏キャラの行き着く先 ネット上のキャラとして社畜非モテ貧乏という設定を10年近く続けていると、自虐するのが当たり前のお作法になってしまうのが厳しい。現実問題として有能じゃないし、モテないし、お金持ちでもない…

本当に好きになった相手のSNSアカウントはブロックしてからが本番

photo by dadblunders 気になる相手のSNSは知らぬが仏 前に記事で、婚活相手のSNSを特定するのが趣味とか書いたことあるけどお付き合いする人はまた別だ。 そのパンドラの箱を開けた瞬間、嫉妬、嫉妬、shitが込み上げ自信を失くしてしまうからだ 友達とのや…

岡田斗司夫の『「いいひと」戦略』は「イヤなひと全損社会」の背反を考えれば分かりやすい

「いいひと」の定義 もし「表層的な偽善者」が「いい人」だと評価されるのが「評価経済社会」だとしたら、そんなうさん臭い未来は心配しなくてもやって来ないので大丈夫です。なぜなら何度もいうように、「いい人」を“演じて”もバレるから。上っ面だけ整えた…

『1984年』の言語論的転回と際限のないバズワード生成について

photo by Nina J. G. 1984年 『一九八四年〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫)』を読んでいる。この作品って「監視社会」の代名詞的に言われるけれど、むしろ「言語論的転回」の話だと思う。「ニュースピーク(=新言語)」がまさにそうなのだけど、例えば「国家社会…

白いカラスについて語るときに僕の語ること

photo by waterrose ここにあるぞ! 「こういうのあったら良いよね」といった事について「ありえない」「できない」と否定されるとカチンと来た勢いで実際に作ってみせて「ここにあるぞ!」と言いたくなる。この場所でも幾つかの事について披露した。 物理現…

イオンへの思い入れが全然ないからゾンビ映画談義するけど意志力が節約できる娯楽的消費なら自分のゾンビ化歓迎したい

イオニストが話題になっている 1990年代に規制緩和があって以来、郊外には大きなショッピングモールが建てられるようになり、そこに様々な消費的娯楽が一極集中して提供されるようになった。速水健朗は『都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼ…

社会という連帯保証人への債権回収を継続させるために墓標<エピタフ>を刻み続ける話

photo by @Doug88888 死への過程 厭世主義でも虚無主義でもないのですが、現在も絶え間なく死に向かっているのだという感覚が強いほうだと思います。それは体調を崩したからとか、震災があったからとか理由付けは色々とできるのでしょうが、その場の後付けで…

アラサー男子が上野千鶴子『男おひとりさま道』を読んで考えてみた

おひとりさまとアラサーと男と女 チェコ好きさん( id:aniram-czech )が、『アラサー♀が『おひとりさまの老後』を読んで考えてみた。 - チェコ好きの日記』というエントリーを書いていて、自分もちょうど『男おひとりさま道 (文春文庫)』を読んでいたので、そ…

自罰的コミニュケーションは自分の気持ち至上主義の檻に囚われた「いいひと」戦略

photo by Allen Ang 自罰としての徹夜や昼食抜き 仕事のトラブルがあると、頼まれてもいないのに徹夜や昼食抜きをしはじめるような人が一定の割合でいます。自分だけでやるなら勝手にやればよいのですが、部下や出入り業者にまでそれを求めはじめると困りま…

3:4:3<さしみ>の宿命論と確率変動〜コミュニケーション能力は確率変動のためのものである

photo by @Doug88888 「いいひと」戦略ってどうなの? ネスさん ( id:FFCCEoT_NESS )の『http://lair-onett.hatenablog.com/entry/2013/10/03/002207』を読みました。岡田斗司夫さんの『超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略 増補改訂版』の書…

人生がときめく後付けの魔法。または誰が「君は正しかったんだよ」と言うのか問題

photo by geoftheref毎日が記念日 ツベルクリン良平さん*1 ( id:juverk )の『自省log』が1ヶ月更新記念との事でおめでとうございます。そういえば、うちも64日連続更新記念だったりもします。2ヶ月の時は言い忘れたけど『太陽がまぶしかったから』って名前的…

「普通」という概念のスタグフレーションと「普通」ハラスメント

普通に生きることが難しい時代 普通に仕事して、 普通に結婚して、 普通に子供作って、 普通に生活できたらそれでいい。 でも無理。 全部上手くいかない。 自分のせい?世の中のせい? 『さよなら絶望先生(1) (講談社コミックス)』の日塔奈美は「自分が普通…

他人のパロディを元にしたレトリックが理解できなくなってきているのに、自分の文章にはパロディを入れ込んでしまう自分の気持ち至上主義の憂鬱

タイトルの通り もともと家にテレビがないので、ニコニコ動画でアニメを観るぐらいだったのですが、それも殆どなくなりました。艦コレおじさんにもなりませんでした。それはそれで良いのですが、パロディが理解できなくなっていると感じる機会が増えたとは思…